手間ひまかけられた技法のお話
こんにちは
CUCURUです。
朝夕はめっきり涼しく過ごしやすくなりましたが、
いかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は見れば見るほど美しい職人さんの手仕事
手間ひまかかる伝統技法をご紹介。
今回は、『臈纈染め』(ろうけつぞめ)という刺繍の技法についてのお話です。
臈纈染めとは、ろうを溶かして生地にしみ込ませることで、
その部分を防染(染まらないようにする)し、柄を描いた部分を染めずに、
周りの部分だけを染めるという技法です。
しみ込ませた蝋が固まり、ひび割れることで独特な染め上がりとなります。
蝋を使用することで出来る、ひび割れなどの独特な効果で
あたたかみがでるのが特徴です。
CUCURUのお着物にも、臈纈染めを施したお着物があります。
白地のお着物に灰色で染められた雲取り文様のところに、臈纈染めが用いられています。
手間ひまのかかる職人さんの手仕事。
丁寧な仕事があってこその花嫁和装の美しさ。
そんな職人さんの見えない努力の結晶が集まって、一枚のお着物が仕立て上がります。
花嫁着物の奥深さ。知れば知るほど美しい。
守らなければならない、日本の伝統です。
減りゆく職人さんの伝統技法を守っていくこと、
花嫁さまに美しい伝統技法を届けること。
それがCUCURUの役目だと思っております。
お着物を選ぶ際には、職人さんの丹精込めて作られた
技法にも注目しながらお着物を選んでみてくださいね。